Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

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新橋演舞場は清水港。

2006年10月5日(木)

最近、ワイドショーを賑わした中村獅童の舞台を見たのであります。
新橋演舞場で行われた「獅童流、森の石松」がそれ。
中村獅童は初日が3日後にせまる現代流解釈をした舞台、森の石松の演出家役として登場するのですが、落雷に会い、タイムスリップ。
なんと本物の森の石松として江戸時代にワープしてしまうというストーリーでした。
はじめはドタバタ劇かと思いきや徐々に舞台に吸い込まれ、最後は感動して涙もの。
なかなか素晴らしい舞台でありました。
途中には憂歌団のあの歌やRCサクセションのあの曲が盛り込まれたり、本当に現代版ではありました。
ま、それはともかくといたしまして、舞台というのは観客側にとっては娯楽であります。
笑ったり感動したりさせてもらって来て良かったと思わせていただけると嬉しいのです。もちろん、この舞台は非常に良かったと感じさせていただきました。
さて、私は相変らず「この大勢のお客さんはどこでこの舞台を知って来たのだろう?」という疑問を抱くことになりました。
あれだけの大舞台、お客さんがまばらではとんでもない大赤字になるでしょう。
常に満席でないとそうとう困るはずなのです。
うーむ、どうしたらお客さんに情報が届くのか?
それぞれの役者のファンだけに見せるのではなく、演劇ファン、いや興味も無かった人をも巻き込むにはどうしたらよいのだろう…。
私はこんな風にいつも考え込んでしまうのです。
内容は違えどもライブハウスだって同じだからです。
お客さんにとってライブは娯楽です。
新橋演舞場としてはきっと舞台ファンを増やしたいでしょう。
ルースターはライブファンを増やしたい。心の底から増やしたいのであります。
何を見に行っても「よーしがんばるぜー」と誓ってしまう私なのでした。

荻窪でデートはいかが?

2006年10月6日(金)

東京は何も都心ばかりがデートスポットではないのであります。
六本木や麻布もいいけれど、荻窪も捨てがたい。
何しろルースターがあるではありませんか?
世の男性の皆さん、ルースターに素敵なあの娘を誘ってみてはいかがでしょう?
きっと「へー、こういうところも知っているのね。すっごく楽しかったわ。また連れてきてね」と言われること請け合い。
世の女性の皆さん、ルースターに自慢の彼氏を連れてきてみてはいかが?
おそらく「うおー、お前すげーいいとこ知ってるじゃん。すっげー楽しかったぜ。また来ような」と言われるにきまってます。
お客様の年齢層は20代から60代までと幅広く、しかもとってもリーズナブル。
ルースターは荻窪駅西南口から徒歩1分なので新宿から電車に乗って約10分で到着しちゃうのです。
さあ、あちこちクリックしてみてちぇきらうとですよー。

夜中のテレビショッピングは面白い。

2006年10月11日(水)

真夜中にテレビをつけると大概出くわすのがテレビショッピング。
けっこうはまっている方も多いのではないでしょうか?
いつもいろんな商品が紹介されるので、たまたま見ただけでもいつの間にかじっくりと見てしまうのです。
そんな中で私が一番面白いと思って見てしまうのがダイエットマシーン。
スリムな私にはまったく必要が無い代物でありますが、「2週間体験してみました」という、いわば使用前使用後の効果はいつ見ても驚かされます。
3ヶ月ほど前に「乗馬」なるダイエットマシーンを見たときにも驚きでした。
本物の乗馬は全身運動、これを「乗馬」という機械に置き換えて実際に馬に乗ったのと同じ全身運動ができるというもの。
「なるほど乗っているだけで痩せられるのか」と思わされました。
ところがある日、サーフィンの疑似体験で痩せるマシーン、「サーフボーイ」というのもあることがわかりました。
これは座るのではなく、サーフィンのように機械に乗って動くボードの上でバランスをとるというもの。
「こりゃ、楽しそうー」。そんな印象であります。
まあ、でも乗馬もサーフボーイもちょっと疲れそうだなあと思うのであります。
と思いきやついに凄いマシーンが登場。その名も「てんてん」。
てんてんとはなんつうネーミングやと思いましたが、これがすごい。
身体全体ではなくソファーにでも座りながら、テーブルの上に置いたてんてんに腕や足を乗せておくだけでブルブルして痩せられるのです。
これぞ究極に楽なダイエットマシーンではないかと思わされるのであります。
なにせ自分は歩かなくとも立たなくともよいのです。
私もいつか太るようなことがあったらぜひ購入したいと思うのです。
しかし、私が一番欲しいものそれはダイエットマシーンではなく楽に身長が伸びるマシーン。
いつしかテレビショッピングでお目にかかれることを楽しみにして待ちたいと思います。

グランドピアノがやってきた!

2006年10月19日(木)

考えて考え抜いた末、ついにルースターにグランドピアノを入れたのであります。
何を迷っていたのかと言いますと、まずはステージが狭くなってしまうという問題でした。
日によっては出演者が8人から10人編成のことがあるため、ステージに乗り切れなくなってしまう。そうなるとステージから客席に出演者がはみ出してしまうわけで、客席数も減ってしまうのです。
しかし、「高級ジャズクラブ」を名乗るルースター、グランドがあって当たり前なのです。
ではもしもグランドピアノ入れるのならば何にするのか?
これも大問題でありました。
ご存知のようにグランドと言えども鍵盤側の幅はどれもほぼ同じです。が、長さはまちまち。
ステージが狭くなるという問題のほかに、そもそも階段を通せるのかという問題もあり、あまり奥行の長いグランドピアノは入らないのです。
そこでまずはピアノ専門の運送屋さんを呼び、何センチのグランドが入るのか測ってもらいました。
すると180センチまでならギリギリセーフかもと言われたのです。
グランドピアノには160センチほどのものからあります。
階段のことや、ステージの広さを考慮すると160センチを選べばよいのですが、あまり短いものだとアップライトと弦の長さがさほど変わらなくなってしまうのです。
物にもよりますが、簡単に言えば、長いものほど音に迫力があるわけで少しでも大き目のもののほうが望ましいのです(ちなみにアップライトとグランドの差はそれだけではありません。弦を叩く、ハンマーがグランドは下から当てる仕組み。横から当てるアップライトとの違いは、より早い連打が可能という点です)。
そういうわけで178センチのピアノを選ぶことにしました。
無論、長さ優先ではなく音が最優先。私は愛車を飛ばし、はるばる長距離を走ったのでありました。
そこはピアノが100台も展示してある超郊外のお店でした。
しかし、ルースターに合うピアノというのはそう簡単には見つからないのです。
自宅に置くピアノではありません。
ルースターでは静かなジャズからど迫力ブルースまで様々な演奏スタイルがあるからです。
一度目にお店に行ったときはかなりがっくりと来ました。
期待の音がするピアノが無かったからでした。
しかし、その数日後、「ルースターさんに合うピアノが入りました」とピアノ店の店長からの電話。
低音がガーンと出つつ、中高音がマイクにのりやすいピアノが見つかったのです。
さあ、皆さんルースターが生まれ変わります。ご期待ください。

しかし、ピアノ運送屋さんはすごいねー。

雑誌「Swing Journal」、「Player」、「Blues&soul records」などに。

2006年10月29日(日)

現在発売中の雑誌「Swing Journal」、「Player」、そして「Blues&soul records」、「ぐるり」、「荻窪タウン誌」ほかで著書「荻窪ルースター物語」の紹介記事が掲載していただいております。
本当にありがたいことだと思います。
ルースターにお越しいただいている皆様にはもちろん、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、ルースターというライブハウス事態、あることをご存じない方々へ、その記事がルースターを知っていただくきっかけとなるのです。
無論、紹介文を読んでいただいてもさっそく本の購入にいたるわけではないでしょう。
それはごくわずかな方になるかもしれません。
それは大変ありがたいことですが、まずは東京・荻窪に小さいけれどブルースやジャズの生演奏が聴けるお店があるということをたまたま記事を目にした方に知っていただけることがうれしいのであります。
ルースターは毎晩、こつこつと営業を続けております。
継続は力とは言うものの、ここ荻窪で今夜も素敵なミュージシャンが熱演していることを誰がご存知でしょう?
そうなのです。ただお店を開けていてもだめなのです。
知っていただかなければ始まりません。
本を出していただいたポット出版の皆様、そしてそれを紹介してくださった皆様、インターネットで感想を書いてくださった方々、そして何よりも本を読んでくださった方々みなさまに御礼を申し上げたいのであります。
本当にありがとうございました。

高級シェーバーを使用してみる。

2006年10月31日(火)

実は私は長年、2000円くらいで売っている安物の髭剃りを使用していたのです。
数年前に8000円ほどのものを購入したことがありましたがなんと2000円のシェーバーよりも全然剃れないかったのです。
「なんだよせっかく買ったのにー」。
私は嘆きました。
が、もうお肌の曲がり角をとうに過ぎた44歳。
2000円のシェーバーでは私の肌に良くないのです。
「うーむ、このままではお肌が荒れてしまう」。
そこで一大決心をしたのです。
「まがりなりにも社長なんだし、いっちょ最高級シェーバーでも買ってみるか!」
そんなある日、テレビのCMでブラウンから新しい発想のシェーバーが出たことを知るのです。
さっそく大手家電ショップに行くと一番目立つ位置にあるではありませんか。
私は店員さんに「あー、君、一番高いやつをくれないか?」
と心の中で言いながら「あのー、これとこれの差はなんでしょうか?」と一見同じなのに値段が違うCMで見たシェーバーについて質問してみたのです。
そうです。あまり違わないなら安いほうにしようと思ったからであります。
なにせ3万ちょっとと2万7000円の違いなのです。
大きな違いはシェーバーの状態をモニターする表示方法などにありました。
そんなことくらいなら安いほうにしようと「じゃあ、こっちの安いほうをください」と店員さんに言ったのです。ところが、付属の洗浄アルコールユニットなるものが別売であることが判明。
「な、なにー、たかが髭剃り機に洗浄アルコールユニットがあってしかも一個1000円近くもするのー?」
その代物はなんと毎日使って30日しかもたないのです。
「うひょー!」
あきらかに動揺する私に気が付いた店員さんは「1個は付属で付いてますが、あと2つサービスしますよ」。
その言葉に「いやー、君、私はそんなつもりじゃないんだよ」とやはり
心の中で叫びながら「あー、そうですか、いいんですかあ? すみませんねえ」などと返事をし、晴れて最高級シェーバーのオーナーになったのです。
さて、その剃り心地は?

「2000円のやつのほうが剃れるじゃん!」
「なんだよー」。