Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

ほかの胃薬へのリンクはページ下部にあります。

いざ高田馬場。

2008年6月5日(木)

昨日、ちょいと用事があって高田馬場まで行ってきたのです。
1時間ばかり待ち時間ができてしまったので久しぶりにジャズ喫茶「マイルストーン」へ。
このお店には壁一面に本棚がありまして、棚はジャズ関係の本でびっしり。
「ちょいと時間つぶしに何か読むか」と席を立ち、本棚へ。
すると「新宿ピットイン」という本が目に付きました。
手に取ると「新宿ピットインの20周年を記念して」とあります。
「うひょ、ピットインが20周年ってこれまた古い本だなー」とテーブルへ。
なにしろ新宿ピットインの歴史は40年以上。
とんでもない老舗であります。
ぺらぺらとページをめくりながらモノクロ写真を眺めるといやーみなさんお若い。
今や巨匠中の巨匠という顔ぶれが、あきらかに20代という頃のそれだったのです。
どのページもがんがんひき込まれてしまう内容でしたが、特に印象深いところは最初はずっと赤字経営だったみたいなことが書いてあったこと。
なんでも世界のナベサダさまがピットインの開店で出演しているのですが、ギャラが高く、満員になっても赤字になる計算だったとか。
「ほー」と思いながら読んでいると違うページにはなんと最初はアップライトピアノだったとありました。
のちにグランドピアノを検討するものの、代金を支払えるのかどうかみたいな審査にひっかかることになるのです。
ところが、じゃーん!
ナベサダさんが「ピットインが払えなかったときは俺が払う!」と言い放つと、翌日どーんとグランドピアノが届いたそうです。
うーーーーーーむ、流れる石と書いて流石!
さすがというのはこういうことを言うのですなあ。
このお店の本は読んでもいいし、買って持って帰ってもよいと張り紙がありまして、どれ読むには時間がたりないから買ってみようかなと思い、値段を探すと2000円とありました。
「むむ、20年以上も前の本なのにちっとも安くはないなあ」と一瞬ひるむことに。
「まあ、あと3、4回も来れば読み終えるかな」と本棚に戻したのでした。
コーヒー代を払って外に出て思ったのは「待てよ、あと3、4回来たらコーヒー代の合計が本代を越えちゃうじゃん」ってこと。
で、結局スイングジャーナルの昭和61年の増刊号、800円を購入して帰ってきたのでした。
また、行かなくちゃ。

和田アキ子物語。

2008年6月6日(金)

2年くらい前でしたか、テレビ朝日の夜10時からのドラマ「雨と夢のあとに」という番組がありまして、この番組、ジャズのライブハウスが舞台だったのですが、その舞台がルースターでした。
先月、その時の美術の方が見えまして、ルースターの階段のところのミュージシャンの絵の写真を撮らせて欲しいとのこと。
実は、6月20日(金)の夜8時からフジテレビで「和田アキ子物語」という番組を放映するそうなのです。
で、和田アキ子さんが若い頃に出演していた大阪のライブハウスのセットを作るので階段の絵をその大阪のライブハウスの壁に描いてあるという想定で使わせてもらえないかというお話だったのでした。
話を聞くと、あの絵がセットにあればすごく雰囲気が出るということらしく、写真を撮って美術さんがそれを再現して描くというのであります。
いやー、美術さんってすごいっすね。
「雨と夢のあとに」のスタッフのみなさんは実に紳士的な印象が強く、今回のお話も快くうけさせていただいた次第でした。
あの絵はヤングナッツというジャグバンドの輿石くんという方が描いてくれたもので、私の書いた本の表紙にも使わせてもらっています。
さて、「和田アキ子物語」、とても面白そうな番組ですが、あの絵の登場も楽しみ。そして当時の大阪のライブハウスとはどんな感じなのかもとても楽しみなのであります。

取材否拒否の店。

2008年6月10日(火)

嬉しいことにこのところルースターへの取材が続いているのであります。
ルースターの場合、取材は変なものでなければ大歓迎なスタンスです。
なぜならば生演奏を聴きに行かなかった方々がそれをきっかけに行ってみようということになるかもしれないからです。
その意味では取材は毎日でも受けたい気分です。
でも逆に取材お断りのお店ってよくありますよね。
これはおそらく「雑誌やテレビなどに出ると、初めてのお客さんがそのときだけ増えちゃってこれまで来られていたお客さんの居心地が悪くなる。なのでそっとしておいてほしい」ということなのでしょう。
たとえば避暑地の隠れ家的なおそばやさんとか山の上のセレブチックなレストランとか、あるいはおばあちゃんがひっそりやっているケーキ屋さんとか、きっと恐ろしい数の取材拒否のお店が世の中には存在するのだと思います。
取材する側に問題があって取材を断られている可能性も否めません。
たとえば、食べもしないでお店の写真だけくださいみたいなものが続いてしまったらそのお店のご主人もさすがに「取材はお断りしてます」状態になるかもしれませんしね。
これについては取材拒否も納得です。
しかし、当店の場合はいっぱい露出していかないとなりません。
というのは生演奏通の方々にはともかく、そうではない方々への知名度は低いので、その方々にお伝えしていかなくてはならないという半分使命のようなものを感じているからなのです。
昔、「アド街ック天国」と言う番組で荻窪の特集が組まれたときに「ベスト20にルースターが入っていないじゃないか」と多くの地元の方々に言われたことがありました。
「ルースターさん、なんで取材断ったの?」と聞く人もいました。
そうではなくて取材されなかったのでした。
このときは「うーむ、ルースターはまだまだだめだなあ」と自分自身に言い聞かせ、「もっとがんばろう」と思ったものでした。
そしてもっとがんばってライブハウスのイメージをぐっとアップさせていきたいと思うのであります。
雑誌においしいレストランとかが載っているのは普通ですけど、おすすめライブハウスがしょっちゅう掲載されている一般雑誌なんてまるでないですからね。
ルースターが先陣を切っていきたいものです。
なので誰か取材してねー。

めおと楽団ジキジキ笑点出演。

2008年6月18日(水)

めおと楽団ジキジキをご存知でしょうか?
言うまでもなく、めおと楽団なので、ご夫婦バンドであります。
しかし、楽団と言っても、ギターに来住野潔さん、歌と鍵盤ハーモニカにカオルコさんだけのたったふたりの楽団(楽団かよ?)なのです。
いわゆるお笑い系のネタバンドなので「こんなバンドです」と例をあげてしまうのは申し訳ない。
ですのでどんなことをやっているかは伏せておこうと思うのですが、このギターの潔さん、実は元東京おとぼけキャッツのお方であります。
おとぼけキャッツというバンドは私がかなり若い頃(もう30年位前かなあ)に大尊敬していたバンドで、渋谷の屋根裏などで活動していたライブバンドでありました。
ライブバンドと書いたのは他でもありません。
レコード(CDではない)も出ていたのですが、レコードはあまり売れませんでライブが大人気であったからです。
それもそのはず、大根や豆腐でベースのチョッパーをしてみたり、有名ミュージシャンの模倣演奏をしてみたりとめちゃくちゃ面白かったからでありました。
そういえば私もキャバレーのビルにあった頃の渋谷の屋根裏1号店によく出演しておりましたが、最初に出演するときは「このステージでチョッパーしていたのか」と感慨深げでありましたっけ(笑)。
あーーー、そうそう、汚点なのですが、大学時代、バンドコンテスト「イーストウエスト」の横浜大会に出たことがあってその時の審査員がダディ竹千代さんというこのおとぼけキャッツのヴォーカリストでした。
なにが汚点かと言うと、私はトリオロックバンドで出たのですが、ギターの音が出ずにそのままドラムとベースだけで演奏したからなのでした。
当然と言うか、ギターの音が出ていたとしてもそうかもしれませんが、落っこちたのでした。うーむ懐かしい。
で時は流れ、2002年、ルースターに夫婦楽団ジギジギ(当時はジキジキではなくジギジギと名乗っていた)として出演したのであります。
こういうご夫婦はどこかにいておかしくないはずのお笑い演奏コンビなのですが、それがここまで(どこまで?)となるとそんじょそこらにはいないだろうという確信をしてしまうほどのいわゆる徹底した明るさと開き直り度なのです。
それ以来、何度も出演することになるのですが、ちょいとご無沙汰気味に。
ところが今年2月、戦友の藤井康一さんが歌われている日にルースターに夫婦揃ってご来店。強引に即席ライブをやってもらいました。
このときすでに客席から「あ、このひとたち見たことある」という声が上がっておりました。
そうなのです。夫婦楽団ジキジキはもはやニュース番組にもしばしば取り上げられるほどの珍しがられようだったのです。
そして今年の4月にノースサイドで行われた「ブルースバンドまつり」にブルースバンド(?)として出演し、ルースターにも戻ってきたぞ感があったのです。
そんなめおと楽団ジキジキから今日、はがきが届きました。
なんと「笑点出演決定」と。
彼らにしてみれば紅白に出場するのと同じくらい権威のある番組出演ではないかと思われます。
なにしろ全国民がご存知のお笑い番組でありますから、それに出演となれば親戚にも知らせなければならぬような事態ではなかろうかということでしょう。
オンエアーは6月22日だそうです。
見るとは無しに自然と笑点にチャンネルを合わせてしまいがちな時間帯ですが、もしもご在宅でありましたらせっかくですから見てみてくださいねー。

今年のジャパンブルース&ソウルカーニバルは?

2008年6月19日(木)

毎年恒例のジャパンブルース&ソウルカーニバルですが、今年はなんの音沙汰もないではないか! とお嘆きの全国5000人のブルースマニアのみなさま。
お待たせいたしました。
実は今年のジャパンブルース&ソウルカーニバルはありませんーーーー!
「なにー!どないなっとんじゃ、責任者出さんかい?」と大暴れされる方もすくなくないでしょう。
どうやらその理由はいつもの会場である日比谷野外音楽堂の抽選にもれてしまったからということなのです。
「ぬなーーー?」
よけい怒っておられる方が増えちゃいましたかね。
しかーーーーーーーし、数少ない日本のブルース&ソウルマニアの味方、M&Iカンパニーさまはそんなことで終らせるような非情な会社ではありません。
大変お待たせいたしました。
ではご紹介いたしましょう。
■ジャパンブルース&ソウルカーニバル番外編
2008年10月28日(火)29日(水) 各日18時開場 19時開演
JCBホール 全席指定¥8000-
出演はニューオリンズのファンクマスター
「ザ・ネヴィル・ブラザース」

チケットは当店、ルースター本店と2号店、ルースター・ノースサイドで発売中。

どーです、やってくれちゃいましたね。さすがはM&Iさん。
男前です。
「でもJCBホールってどこ?」
そーですよね。これ実は東京ドームの横にあるMEETS PORTという建物に入っております。
JR水道橋駅の東口からすぐです。
さすがに10月も後半ですから野音は寒いですし、なんと言っても雨天決行という表示はいりません。
なにせホールなのですからねー。
野音が無いのは残念ですが、ネヴィルが来ちゃいますから毎年野音に集結されている方々のみならず、これは駆けつけなきゃですなあ。

ほっと荻窪。

2008年6月20日(金)

先週、「ほっと荻窪」という読売新聞の荻窪南地区限定タウン紙の方に取材に来ていただいたのです。
それがあっというまに今日、出来上がったということで持ってきていただいたのでした。
いやいやさすがは新聞系。早い早い。
なんでも荻窪南側に配布されている読売新聞に折り込みされるのと荻窪の数箇所に置かれるというものだそうで、超地域密着なタウン紙です。
掲載していただくスペースはそれほど大きくはないのをわかっていながら、私ときたら山のようにしゃべってしまい(笑)、いったいどの部分が掲載されるのかとても楽しみだったのです。
ところが、今日届いたそれを読んで「うひゃー」。
私はちびまるこちゃんのすだれ状態になってしまいました。
なぜすだれ状態になったのかと言いますと、なんだか全体的にかなり大げさな紹介の仕方をしていただいていたからなのです。
もちろん、コンパクトにまとめていただいたことについては大変感謝する次第でありますが、「こりゃーものすごいお店だぞ」と読めてしまうのです。
何しろ締めの文章などは以下のように書かれていたのですから。
日本に観光に来た外国人が「どこかに楽しいところはないですか?」と宿泊したホテルの従業員に聞くと「荻窪のルースターへ行けばよい」と答えるほどだ。
だったからです。
これだけ読むと日本の観光名所のひとつくらいのイメージじゃあーりませんか。
いやー、やばいやばい(汗)。
これ、実際はそうではなくて「客層は?」の質問に答えたときに「20歳から70歳くらいでしょうか」と答え、次のようにも付け加えたのです。
「そうそう外国人の方もよくブルースとか聴きにきてくれますねー、そういえば、この辺でブルースのライブが聴ける店はありますか? と新宿のホテルに宿泊している外国からの観光の方がホテルで訪ねたら、荻窪にルースターがありますよ、と答えてくれたりということもあったりして…」。
つまり、話の流れでたくさんしゃべりまくった中のひとフレーズだったのでした。
この「この辺でブルースのライブの聴ける店はありますか?」という部分が「この辺で楽しいところはありますか?」と変化しただけでどえらい規模が大きな話になっちゃうのでした。
掲載していただいて嬉しいのですが、「や、やっばー」という気持ちでありますー。
よーし、こうなったらはとバスでもなんでもやってくるくらいのお店になったるぜー。
うーむ、目標は100年以内に設定しておこう。

ポッドキャストってなんだ?

2008年6月21日(土)

最近、iPodとか象印エアーポットとかいろんなものがあってアナログ的人生を送ってきた私としてはついていくのが大変です。
みなさんはとっくのとーちゃんでご存知なのでしょうけれどもポッドキャストとは難しい話をはぶくと、iPodとかパソコンで聴けるラジオのようなもの。
でラジオと違うのは放送時間が何時からとかではなく、放送したものはいつでも聴くことができる。
ということはラジオよりもよっぽどいいではありませんか。
しかも音質はFMラジオみたいに良質。いやそれよりもいいかなあ。
いやいやおそるべし時代になってきたものです。
で、このアナログ人間の私がポッドキャストなるものをなぜ聴くことになったのか?
実は7月15日に出演してくださることになっているウクレレスペシャリストのIWAOさんが「これ聴いて笑ってください」とメールをくれたことがきっかけ。
IWAOさんご本人も放送でしゃべっておられますが、ポッドキャストは放送時間に制限がないのは凄い。
普通のラジオ番組では時間の関係で省略しましょうとかありがちですが、その必要がない。これすごいっすね。
まあほかにもいっぱいすごいのでしょうけれどもまだ私がわかってないといいますか、何しろIWAOさんの番組しかまだ聴いていないので、ポッドキャストはこういうものですと説明できる立場にはまったくもってないのであります。
ということで以下はIWAOさんの番組へのリンクです。
すっげー面白かったのでぜひみなさんも聴いてみてくださいませ。
Iwao’s Island -Podcast-

これください。

2008年6月22日(日)

ライブハウスにはちょいとばかり高い消耗品があるのです。
なんだかお解かりでしょうか?
ドラムのヘッド(太鼓の皮)などももちろん消耗品ですけど、もっと高価なものなのですよ。
はい、正解はギターアンプやベースアンプなのですー。
ルースター本店の場合、これまでギターアンプが1度、ベースアンプも2度ほど故障したことがあります。
でもこれオープンして10年と9ヶ月でたったこの程度で済んでいると言った方がよいかもしれません。
なにしろオープンするときに購入したギターアンプをいまだに使っているのです。
物持ちが良いですよね。
ところが、おそらくロック系のライブハウスなどでは本当に消耗品なはずです。
なぜかというとロックのライブハウスではなんとアンプ使用料金を取るところがよくあるからです。
だって壊れなければアンプの使用料金なんて要りませんものね。
ロック系のお店のアンプの使用料金はおよそ1000円くらい。
ああいうところは一晩に5バンドも出るのでつまり5000円の使用料金がその日に入るのです。
もちろんアンプを持っていけば使用料金はありませんから、計算はその半分としましょうか。
つまり一日に2500円。一ヶ月で7万5000円にもなりますぞ。
アンプを買うと15万円とすれば2ヶ月で使用料金で一台買えることになりますねー。
ということはですよ、ロック系のライブハウスは2ヶ月でアンプが壊れて新しいのを買っているのでしょうか。
いやいや高い消耗品ですなあ。
アンプを正しく使っていれば10年以上ももつのに、いったいどんな使い方しているのでしょうかねー。
とはいえです。
当店の2号店、ノースサイドで使用しているアンプはオープンしてまだ3年半しかたっていないのにもう何度か壊れています。
ノースサイドでは週末はほとんど貸し切りのライブだし、セッションデーも毎週ありますのでまあ仕方の無いことかもしれません(泣)。
ノースサイドをオープンするときにはロック系のそれほどではないにせよ、まさかこんなに早くアンプが壊れるとはものだとは思っていませんでした。
ところが!
「あー、どうしよう壊れちゃったー」という場面に出くわしたノースサイドのセッションの常連さんなどが、続々と「それならば僕のアンプを持って来ますからぜひ使ってください」などと言ってくれていたのです。
いやいやこれにはかなり助けていただきました。
でもそれに甘えて借りているとまたその貸していただいているアンプが壊れてしまいかねません。
そういうわけにはいきませんゆえ、明日ギターアンプとベースアンプを買いに行こうかと思ってネットで楽器屋さんで今売っているアンプを検索してみたのです。
すると、「えーーーーー、ちょうどいいのがぜんぜん売ってないじゃーん」なのです。
なんだか昔あったアンプはもうほとんど売ってないだけでなく、欲しいタイプのアンプがもうぜんぜんないのです。
ハードロック全盛時代のマーシャルとかオレンジとかは今も売っているのにルースターサイズのJC-90とかBC-60とか中古にも無い!
さーてどうしたものか。
でもでも、もしかしたらですよ、iPodとかどーしてあんなに小さなケースにいっぱい曲が入るのが理解できない私ですから、明日楽器屋さんに行ったらきっとこういうことになるかもしれません。
「そんな古いタイプのアンプ探してるんですか? もうそんなの博物館にしかありまへんで。時代遅れですわ。おきゃくさーん、もう今はみんなこれでっせ」などと店員さんに言われ、超コンパクトなアンプを胸ポケットあたりからさっとだされてしまうのです。
そして私は目から鱗を落としながら言うのでしょう。
「うわ、これなら場所もとらなくていいすね。じゃ、これください」と。

究極の知名度アップ作戦。

2008年6月26日(木)

いやー、ルースターはまだまだ知名度が低いなあと痛感するのであります。
一昨日、こういうお客様がおられました。
「いつもはね吉祥寺でジャズを聴いているんだけれど荻窪にもこんないい店があったんだね。これからしょっちゅう来ますよ」。
昨日はこういうお客様が来られました。
「怖いお店だと思っててずっと気になっていたんだけど入れなかったのですよ。でも今日は思い切って友人を誘って来て見ました。でもすごく楽しくて。次からはひとりでも来ますね」。
ライブハウス事情を詳しいお客様はめったにおられませんから、こう言われてもルースターの知名度が低いとはその都度実感したりはしておりません。
むしろありがたく喜んでおります。
問題はそれではなくてこういうことでした。
過日、アンプは消耗品なので買いに行くと書きました。
で、今週の月曜日に買いに行ったのであります。
合計4台も買ってきたのですが、実は3件のお店を回ってきたのです。
そのいずれの楽器屋さんでも「(有)ルースターで領収書をください」と伝えました。
しかし、誰一人として「あ、荻窪のルースターさんですね」と言ってはくれなかったのでありますー。
「ぬーーーーーー、誰もルースターを知らないのかあ。おら悲しいだー(泣)」。
でもこれはあらためて自分の気持ちを引き締めるきっかけと捉えようと思いなおすのであります。
楽器屋さんにも知られていない現状をどうにか打破していかねば、お客さんにはもっと届かないのだと。
さて、どーやってルースターを知ってもらうかですなあ。
よーし、こうなったら「荻窪ルースター」って書いたでっかい紙を持ってズームイン朝にチラっと映る作戦でもやってみるかあ。

音あそび活動休止!

2008年6月28日(土)

今日はご予約でソールドアウトになっていました。
出演は「音あそび」。
ブラジル音楽を土台にしたグループでメンバーは長澤紀仁(g)、matsumonica(クロマチックハーモニカ)、そして仙道さおり(perc)の3人。
長いことルースターに出演していましたが、実は今夜でしばらく活動が休止となったのです。
どうしてかと言うと、「パンパカパーン!」。
実はパーカッションの仙道さおりさんがご懐妊されたからなのです。
うーむ、おめでたい。
予定日は11月だということですが、その後の演奏活動はいつ頃になるのか? 本人すらまだわからない状態であります。
そうそう、音あそびは実にリピーターが多かったのです。
私の学生時代の友人や卒業後の友人も当店で偶然聴いて以来、何度も聴きに来てくれていました。
おかげで一日ではお客様が入りきれなくなってしまい、当店でのライブは月に2回というペースでやっておりました。
ではこの音あそびが活動休止している間、長澤紀仁さんとmatsumonicaはどうすればよいのでしょうか?
お嘆きのみなさんにお伝えしておきましょう。
実は当店ではこのふたりに毎回ゲストを招いてライブを続行していくのであります。
仙道さんのお姿が見られなくて寂しいとおっしゃる方は仙道さおりパーカッション教則DVDなるものが発売中なのでぜひ。長澤さんも「ボサノバギターの嗜み」という教則DVDが出たのでした。(どちらもリンク先はMUSIC AIR内の紹介ページです。)
というわけで今後のお二人の動きは要チェックですよ。
まずは7月15日にウクレレスペシャリストのIWAOさんと共に登場します。
先日、IWAOさんのポッドキャストについて書きましたが、なんとこのお二人の出演があるのだそう。
これを聴けば彼らをご存じなかった皆様もおおよそこんな感じのライブだということがわかりそうですぞ。
で、放送日は?
おそらく7月3日くらいではないかと思われます。
その翌週の収録ではなんと私が呼ばれていますのでまたまたライブの告知をしてくることになるでしょう。
ま、しかしポッドキャストってなんだろうと思っていたのにまさか自分が出るとは人類は進歩しているものですなあ。
あ、自分が進歩したわけではありませんでした。