Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

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ルースター流のライブハウス考の掲載の巻。

2009年7月2日(木)

高校時代から読んでいた音楽雑誌に「Player」があります。
昨今、音楽雑誌は現在売れているバンドやミュージシャンに光を当てがちであります。

ところがこの雑誌は、古きを温めて新しきを知るとでも言いますか、2009年にして1970年代のバンドを特集したりするおじ様方にとってもありがたい雑誌なのです。

ところが、それとは逆行しているような気がするページがあるのです。
それは「ライブハウス訪問」のページであります。

文字通り、ライブハウスを紹介するページなのですが、これはある意味仕方の無いことだったのかもしれませんが、若者がチケットを自ら買い取って出演するロック系ライブハウスの紹介ばかりが続いていたのです。

私としては「世の中のライブハウスってそういう場所なのよ」って断言されてしまうような気がしてなんとも納得できない感じであったのです。

ところが、手前味噌なお話で恐縮なのですが、今発売中の8月号で、ルースター本店を取り上げていただいたのです。

これは担当者のお方がそもそもルースターのことをよくご存知でいらっしゃって、「ライブハウス紹介ページにルースター本店を掲載したいのですが」とおっしゃってくれたのがきっかけでした。

現在発売中のスイングジャーナルでは2号店を取り上げていただき、Playerでは本店を取り上げていただいているという超ありがたい状態となっております。

苦節12年、ルースター流のライブハウスのありかたというものをちょっとばかり世間に知っていただけたかもと安堵しているのであります。

ミュージシャンも飲むサプリメント。

2009年7月6日(月)

昨日は2号店ルースター・ノースサイドで「荻窪地下音楽祭」。
私は3バンド中、3バンド掛け持ちの出演でした。

自分自身、とっても楽しかったし、お客様にも「すっごい楽しかった」と言っていただけました。

で、帰る途中におなかが減っていたのを思い出し、またしても激安焼肉「安安」へ寄り道。

当然ながら飲んでしまいました。

私の場合、飲むと翌日、足が辛い状態になるのです。
で、いつも酒なんかもう飲まないぞと自分に言い聞かせている次第。

しかし、昨日はちょいといいことを聞いたのです。

松藤英男さんという甲斐バンドのドラマーでもおなじみの方がいるのですが、昨日はゲストで来てくれていました。
(ルースター本店出演予定は7月25日。すでに満席です)

この方、普段はオヤジギャグしか言いません。
ところが、昨日はひとつだけまじな話をしたのです(笑)。

味の素が出しているアミノバイタルプロ3600というサプリは筋肉痛の予防にバッチリだと。
足が痛い私はそれを思い出し、たった今買ってきて飲んだところです。

さて、効くかなあ。

味の素のサイトを見てみると、テニスプレイヤーやマラソンランナー、はてはバイオリニストまでもが絶賛コメントを発表しているではありませんか。

おー、これは良さげだ。

むむむ!
よく読むと、「飲むとスポーツの後半、翌日が違います」とあるぞ。

つ、つまり!

昨日飲まなきゃ意味なかったんじゃんー。

行く前から楽しいライブハウスの巻。

2009年7月10日(金)

映画「崖の上のポニョ」がDVD化されましたね。

ポニョは映画館で観たのですが、一昨日、TUTAYAでレンタルしてもう一度観てみました。

いやいや実に素晴らしいですね。

私はこういう映画を観たりすると、たまに考えることがあるのです。

ディズニー映画にしてもそうですが、誰も眉間にしわをよせて観ないということを。

どういうことかと申しますと、こういう映画はあらかじめ観る人は楽しだろうなという空気感を持って観始めるので心を開いた状態でスタートするのです。

ディズニーランドにしても、もう入場したとたんに「あ、ミッキーだあ!」とか大の大人が大喜びしちゃうのです。

こういう現象というのはあきらかにそのものが持つイメージによって左右されているわけです。

つまらない場所へ行くときと遊園地へ行くときでは気持ちがまったく違う。

ではライブハウスはどうなのだろうかと私は思うのであります。

無論、出演者によるパワーは大きいものです。

しかし、ライブハウス自身が持つ楽しさのパワーが遊園地のようなものであるならば、どうだろうかと。

その意味でルースターはまだまだだなあと思うのです。
とても険しい道のりですが、入った瞬間から、いや行く前からわくわくしちゃうようなお店になるべく頑張りたいと思います。

Papa grows funk来日す。

2009年7月15日(水)

ニューオリンズファンクのPapa grows Funkが来日しますぞ。
ギターはもちろん山岸潤史さん。

7/23(木)福岡 Gate’s7
7/24(金)大阪 なんば Hatch
7/26(日)石巻 La Strada
7/27(月)横浜 Thumbs Up

私は7月27日にサムズアップへ行ってきます。

そうそう、九州方面のみなさん、福岡 Gate's7という大きめのライブハウスが中洲にできました。
このライブハウスはもしかしたら日本では最も気合が入っているライブハウスのひとつかもしれません。

木下さん、今度行きますねー!

血は争えない。

2009年7月26日(日)

サックス奏者の表雅之さんのトークをご紹介しましょう。

函館生まれの表さん、小学校の修学旅行前に血液検査をしたのだそう。

ところが、出た血液型は家族の誰とも一致しなかったのです。

ちょうどその頃、テレビではもらわれてきた子供が苦労するというドラマをやっていて、「自分ももしかしたらもらわれてきたんじゃないか」と心配になったのでした。

あまりの不安に帰宅できず、家の前でしゃがみこんでいたら、隣のおばさんが「どうしたの?」と声をかけてきました。

子供の表さんは「実はこれこれこういうことで」と説明するとそのおばさんにこう告げられたのでした。


「何言ってるの! あんたお母さんにそっくりじゃない」。

それで一気に安心して生活をしていた表さん。

時は流れ、高校時代、初めてパーマをかけたそうです。

ところが行ったパーマ屋さんはお母さんも行っているお店。

同じロットでパーマをかけられてしまいました。

パーマ屋さんの帰り道でまたしても隣のおばさんに後ろから声をかけられたのです。

「あら、表さんの奥さん、今お帰りですか?」

ニューオリンズファンクにやられる。

2009年7月28日(火)

昨夜はニューオリンズからやってきたファンクバンド、PAPA GROWS FUNKを見に行ってきました。
現地でも体験しましたが、今回は来日ですから飛行機代はかかりませぬ。
しかも、ちょうど私はお休みの日。
見に行かずしてどうしましょうだったのです。

会場は横浜のサムズです。

いくつかのテーブル席が撤収されており、その部分を立ち見スペースとしていたと思われますが、そこにもお客さんはぎっしり。
いやいや、当店の10日分くらいのお客さんが1日でいる感じですねー。

しかし、音楽の本場、ニューオリンズのファンクはいいですなあ。
J−POPのようないかにも売れ筋ですよみたいな感じが微塵たりともしないので、実に快適。

JCBホールの2階席から見たネビルブラザースよりもやっぱりスーパー近距離(ステージまで2メートル)、しかもスピーカーの真ん前で感じるグルーブは迫力が違いすぎでした。

何しろ煙草のフィルターをちぎって耳に入れて聴いていてもでかい!

私がいた場所は音が直撃するので危険だとは思いつつも、他に動きようがないくらい混んでますので、いたしかたありません。

いやー、こういうのをゆったり座って飲みながら聴いてみたい。
私も大きなお店が持てるように頑張りますぞ。

年金よりも働くぞ。

2009年7月30日(木)

今日は荻窪の保健所で営業許可書の延長手続きと講習会でした。
かれこれルースターを開店してから12年ほど。
毎年のように食品衛生の講習会を受けていますが、今回は初めて保健所での講習会となりました。
いつもは杉並公会堂などのホールですが、延長手続きの方対象ということで人数はぐっと少なめ。

集まったのは荻窪でなにがしかの飲食店を営むご主人もしくはおかみさん。
ところが驚いたことに今日いたのはほとんどご年配の方々ばかり。

これはどうしたことか?

荻窪には老舗が多いには多いのですが、それにしてもほとんどがご年配とは。

麻生太郎さんが高齢者も働ける人は働こうと述べておられましたが、今日はまさにそれを実行されておられる方々の集いか?と思わされました。

周りを見渡し、私もあと30年はライブハウス業をやりそうだなあと思ったのでありました。