Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

ほかの胃薬へのリンクはページ下部にあります。

プロモビデオその4

2010年12月1日(水)

著書「絶対に盛り上がるライブステージング術」のプロモーションビデオのその4が完成いたしました。
またしても偶然居合わせたお方に出演いただきました。
右上の本のページをクリックしてご覧くださいませ。
本を見せるあたりのわざとらしさなどはいい感じです。

ジャズ界にビッグニュース

2010年12月2日(木)

HMV渋谷が閉店するなど昨今、CDは売れない時代に突入していると叫ばれています。
売れ筋のポップスですらそんな状況ですからジャズに至ってはもっと悲惨なことになっているのではないかしらん。
と誰もが悲観する中、久々にびっくりするニュースが飛び込んでまいりました。
それがこれです。
★ディスクユニオンJAZZ TOKYO! 世界最大級のジャズ専門店が11月26日オープン!
http://diskunion.net/portal/ct/pickup_topic/18734
どーですか?
世界最大級のジャズ専門店ですよ!
盛り上がりますねー。
っていうか大丈夫かな?
いやー、みんなで行けば大丈夫。
がんばれディスクユニオン!

ネットラジオ配信しました。

2010年12月8日(水)

ちょっと間が開いてしまいましたが、荻窪ルースターポッドキャスト配信をいたしました。
今回のゲストはラテンジャズピアノの仲田美穂さん。
そもそも音楽大学でクラシックを学んでおられた仲田さんですが、ライブハウスに行くようになり、ラテンジャズと出会いました。
「私もラテンジャズやる!」
こう思ってすぐに行動開始。
今では有名ミュージシャンを従えてライブをされるようになっております。
思い立ってもなかなか普通簡単にはいかないもの。
それをやれてしまう仲田美穂さんの謎に迫りましたぞ。
ぜひ聞いてみてくださいませ。

ポッドキャストURL変更とあの人登場のお知らせ

2010年12月16日(木)

荻窪ルースターから配信しているネットラジオ「荻窪ルースターポッドキャスト」のURLが変わりました。
ルースターのサイトからはこれまでと同じようにバナーをクリックするだけで新しいところへ飛べるようになっています。
新しいURLのところは現在、あれこれと調整しながらの公開となっていまして、過去の放送は徐々にアップされてまいりますのでしばしお待ちくださいませ。
というわけで新しいURLでの記念すべき最初の放送のゲストですが、当店に昔からお越しいただいている方ならば一度は見かけたであろう「バーバー吉田」さんでございます。
獅子舞とか勝新太郎、もしくは沖縄のシーサーに似ているといえば思い出す人もいるかもしれませんね。
バーバーさんは、荻窪界隈では知る人ぞ知るお方で、お酒が入ると180度人間が変わることでもおなじみ。
このバーバー吉田と言う名前はハーモニカのKOTEZさんにより命名されています。
と言いますのは、KOTEZ&YANCYというブルースデュオがおりまして、1997年より毎週月曜日にルースターでライブをしていたのでした。
その際に、毎週やってきては深夜になると「じゃー、そろそろ歌うか」と言ってステージに上がり、KOTEZ&YANCYを含めたその場にいた人と楽しくセッションをしていたのがバーバー吉田さんだったのでした。
自分の仕事は「パーマ屋」であると言ったのがきっかけでバーバーという名前がついたのでした。
バーバーと言っても実は銀座のカリスマ美容師なんですけどね。
そんなバーバー吉田さんにほろ酔い状態のところをつかまえて強引に出演していただきました。
面白いのでぜひ聞いてみてくださいね。
そして今後皆様もルースターで会うこともあるかもしれませんのでぜひ「聞きましたよ」と伝えてあげてくださいね。

12月も押し迫ると

2010年12月21日(火)

今年もあとわずかですね。
この時期になりますとなんだかせわしなくしなくてはならないのではないだろうか?
とパブロフの犬のような反応をしてしまう人が増えるのでは?
ほかならぬ私もその一人です(笑)。
さてイベント行事的なことってルースター本店ではほとんどしないのでありますが、世の中の流れでこの日はどうなっているのかな?というところをピックアップしてみましょう。
まずはクリスマスイブはこのメンバー。
入道(vo) 小安田憲司(g) 松川純一郎(g) 倉本巳典(b) 小野秀夫(d)
70年代、その名もブルースハウスブルースバンドというグループでブイブイ言わせていた伝説のボーカリストが入道さん。これぞブルースという熱いライブを聴かせてくれます。
そういえばルースターではクリスマスイブはなんだかいつもブルースやっている気がします。
で25日は?
ウクレレクリスマス 禁煙DAY
出演はIWAO(vo.ウクレレ) 泰輝(pf)です。
IWAOさんはその昔、山口岩男という名でデビューしたシンガーソングライターで今や、日本を代表するウクレレスペシャリストであります。
泰輝さんという人は実はものすごく歌のうまいピアニストなんです。最近は沢田研二さんのピアノを弾かれています。
で大晦日は?
もちろんカウントダウンライブです。
これ毎年やっていてホストバンドはルースターのマスター(私)であるぶちかま志郎&左足ブラザース。
いつものように19時にオープンして20時には始めます。
何をしているかはそのときによりますが、ルースター出演者とのセッションが中心です。
まあ、毎回すごい面白いです。
でもって終わるのはいっつも朝ですなあ。
電車は終電とかないですからお気軽にどうぞー。
というわけで行事系の日程でしたが、こういう日に限らず大晦日までフル回転で営業中ですよー。
ぜひ来てくださいねー。

今年もありがとうございました。

2010年12月29日(水)

今日は2010年12月29日です。
みなさま今年もありがとうございました。
世の中、いろいろですが、私ども荻窪ルースターは無事に2011年を迎えられそうです。
これもひとえにこれを読んでくださっているみなさんに文章を提供している私のおかげです。
いや冗談です(笑)。
そういえば先日、名古屋のラブリーというジャズクラブが40周年というテレビ番組をやっていましたね。
ご覧になった人も多かったのではないでしょうか?
そのお祝いのコンサートに出演したのはナベサダほかものすごい顔ぶれでした。
もちろん、ジャズの重鎮たちは名古屋のみならず全国で親しまれ、それぞれの地でそれぞれの思い出の数々を残して下さっていたことでしょう。
そういった日本の素晴らしいジャズの輝かしい時代というのを当店は残念ながら経験しておりません。
なんといってもまだ今年はルースターは13周年。
いやーなんとも歴史の差が激しいですねー。
でもそうはいってもです。
ルースターもオープンしてしばらくは無名中の無名で、たとえばジャズクラブの一軒としても認知されていなかったんです。
それが徐々にジャズクラブとしても認知され、ブルース方面では日本のみならずアメリカでも知れ渡る(ごく一部に)存在にまでなってきました。
それはなぜか?
やはり、トップミュージシャンたちが毎夜熱演を繰り広げているからにほかなりません。
私も13年間毎晩演奏を聴いているので、さすがに耳が肥えまくってしまいました。
しかも聴きたいミュージシャンを中心に営業しています。
これやはりマスターの特権ですかね。
名古屋のラブリーのマスターも幸せそうでした。
ラブリーのマスターが40周年のコンサートの最後にこう言っていました。
「ミュージシャンが楽しそうでよかったよ」。
この言葉の意味がしっかりと番組の視聴者のみなさんに伝わったかどうか、私はちょっと気になりました。
なにせ40周年を迎えたのはお店です。
でもそこのマスターが喜んだのは40周年を迎えたことではなく、ミュージシャンが楽しそうだったことだったんです。
もちろん40周年を迎えたことで奇跡のブッキングができたのですが、おかげさまで40周年を迎えられましたということではないんですよね、喜びの意味合いが。
普通、お客さんはミュージシャンやその音楽を好きで聴きに行くわけです。
で、すごい顔ぶれだからと40周年のコンサートに出向く。
そう、実はお客さんにとっては40周年はあまり関係ないんです。
で、これはとても説明が難しいのですが、ミュージシャンにとってはお店の存在は重要で、いろんなお店があるし、いろんなマスターがいるおかげでいろんな体験ができてきたという部分がちょっとだけあるんですよね。
もちろんそのミュージシャン自身の実力が大半を占める問題ですが、そのなかのごくわずかの部分にお店の存在があったりする。
たとえば誰誰と誰誰のが最初にセッションさせたのはうちの店なんだ、とか。
お客さんは後に伝説となるその歴史の1ページに居合わせることができたりする。
さらにマスターの思惑が実は新たなミュージシャンの交流の一端をつかさどっていたりした。
そういうお客さんには伝わりにくい部分を全国のマスターがやったりしているんですよね。
これ本当にジャズのお店のカラーはマスターが決めるているのであってミュージシャンが決めてはいないんです。
だからその意味ではミュージシャンの実力は当然のことながら、実はその店その店によっていろんな部分が違うんです。
たとえばジャズを娯楽にするか芸術にするか?
こういう考え方の違いはマスターによって大違い。
ぜひいろんなお店でいろんな演奏を楽しんでいただければ面白いですよ。
さて、当店も試行錯誤を繰り返しつつやってきましたが、2011年もさらなる試行錯誤とともに成長をしていきたいと思います。