Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

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世界の、といえば。

2014年3月8日(土)

世界の山ちゃん、世界のナベアツ、SEKAI NO OWARIなど、「世界の」がついていますが、いずれもとってもしっくりきていますよねー。
でも私が最初に「世界の」を認識したのは世界のナベサダだったかもしれません。
先日、インドネシアのジャカルタへ行ってきました。
最大の目的はジャワジャズフェスティバル。
ここでナベサダさんのステージも体験。
なにせこのジャズフェスはどの会場も全席自由席なのでがんばって最前列まで行きましたよ。
近距離で拝見したのですが、やはり「世界の」を実感。
大ホールな感じの広い場所なのですが、演奏はまるで行きつけのジャズクラブでやっているかのごとく超リラックスモード。
めちゃ楽しそうに演奏を楽しんでおられました。
東京ドームを所狭しと動きまくったミック・ジャガーが70歳、ポール・マッカートニーが71歳。
あの年齢ですごいなあ、と驚かされた昨今ですが、ナベサダさんに至ってはなんと現在81歳!
ぎょえーーー、ですよね。

ところで、ナベサダさんの後ろでベースを弾いていたのはコモブチキイチロウさんでした。
当店でもおなじみです。
そういえば、一昨日、当店ルースターに出演されていた矢堀孝一さんも以前、このジャカルタのジャワジャズフェスティバルに出演経験があるそう。
なんでも「俺たちの前にインコグニート、俺たちの後はジェイムス・ブラウンだった」とのこと。
いやー、すごいですね。
インドネシアに行くまでは私としては「えらい遠いところ」。
そんな風に思っていましたが、なんだかこういうことになってくると、インドネシアもまるでちょっと行ってくる!
くらいな、まるで熱海か清里くらいの感覚に思えてきます。
なにせインドネシア在住と元在住の友人のおかげで、私も2軒のお店でベースを弾くことができましたし、現地のミュージシャンとも知り合えました。
おまけにインドネシアで知り合ったAさんが昨夜、当店に顔を出してくれました。
そう、遠いけど遠くないんですね。
「世界の」と呼ばれるようになるのは大変ですが、「世界」は自分次第ですぐそこになるんだなって思いました。

土産話。

2014年3月15日(土)

先日、インドネシア・ジャカルタへ行ったときに現地の居酒屋へも行きました。
お客さんは地元の方よりも外国人のほうが多め。
日本で言うならアイリッシュパブみたいな感じでしょうか。
店にはステージがあって箱バンが入っています。
しかも2バンドが30分くらいずつだったか、交代で演奏。
曲は70’s、80’sあたりの世界的なヒット曲ばかりでした。
ビールとつまみでいい感じで聴いていると、あらら、ウエイターがリクエストカードを持ってきました。
「うおー、ということはなんでも弾けなきゃならないってことじゃん!大変だー」。
と、すぐバンド側の気持ちになってしまう私。
見たところ、ギターの人がロック的な雰囲気。
ジェフ・べックとかエディ・バン・へイレン的な髪形でしたので「そんじゃあ」と「JUMP」をリクエスト。
すると見事にやってくれるではありませんか。
すっかり上機嫌になってしまいました。
そういえば、ハードロックカフェ・ジャカルタ店にも行きましたが、そこもお客さんのリクエストで演奏しておられました。
さすがに歌詞はタブレットを見てましたけど、いやいやインドネシアのミュージシャンも大したものでございます。

で、先日、毎度毎度ネタの宝庫である両親の家へ。
ジャカルタの土産話をノートパソコンに入れた写真を見せながらしてまいりました。
やはり今回も私は衝撃を受けることになるのでした。

100枚にも及ぼうかという写真を見せ終わると父がノートパソコンを指さしながらこういうのです。
「これはカメラなのか?」
まあ、もういい年だししょうがないよなあと思いながら家に帰り、母が「そうそう、ご近所からコーヒーいただいたから、これ持って帰りなさい」とくれたコーヒーのパッケージ注意書きをふと見てまじでぶっ飛びました。
そこに書いてあったコーヒーの原産地は「インドネシア」だったのです!
ありえへんでしょー。

日本は音楽が高すぎたのか?

2014年3月19日(水)

これを見てください!
昭和36年の例です。
大卒初任給:14817 円
たばこ30 円、 新聞購読月390 円、はがき5 円、ビール125 円、映画館200 円、国鉄初乗り10 円です。
ではLPはいくらだったのかと言いますと?
なんと2000円です!
えーーーーーー!
つまりLPをたった7枚買うには一カ月分の給料が必要だったのです。
どれだけLPが高かったのかおわかりいただけると思います。
こんなに高ければ日本において音楽が浸透するわけがありませんよね。
これでは日常の娯楽を音楽にするなんて土壌は育ちにくい。
よく、日本は外国と比べると音楽が身近ではないという話が出ます。
その理由は値段の違いだったのかもしれません。

さて。現在の大卒初任給は198000円。
LPというかCDは3000円。
たばこは410円で、はがきは50円です。
つまり給料が上がった分、物価も10倍くらいになっています。
ところがLPとCDについてはたったの1.5倍。
ものによってはさらに安くなっていますよね。
昔と今を比べれば、音楽は安くなってはいるのです。

とまあ、熱くなってきますので、この辺で。
この話は角度を変えるとすごくいろんな話になっていきそうです。
たまに掘り下げてみようかと思います。

電子書籍化!

2014年3月22日(土)

2006年9月26日にポット出版より発売されました私、佐藤ヒロオの著書「荻窪ルースター物語」。
これ、ライブハウス、荻窪ルースターを始めるにあたって、そして始めてからのあれこれをゴーストライターなしで書いたものです(笑)。
ルースターのホームページにも紹介ページがあります。
全米が泣いたという噂もあるとかないとか。
発売してずいぶん経っちゃいましたが、まだたまに書店で見かけます。
しかし、なぜ今頃になってそんな話題かと申しますと、なーんと!
このたび、電子書籍版として配信が決定しちゃったのです。
配信タイトルは「荻窪ルースター物語」(リフロー型)。
このスシローというのは、いや、リフローというのはテキストデータが元になっている電子書籍で、画面サイズに合わせて文字の大きさが変わるものであります。
で、現物の本は1890円でございますが、電子書籍は1000円+税ということになっています。
ライブハウスを始めたい人にぜひ読んでもらいたいって気持ちはありますが、そんなに限定しちゃうとほとんど誰も読む人いなくなっちゃうっすよね。
ですので雑誌かマンガなんかをちょこっと読むつもりでご覧下さいませー。


【今回の配信先電子書店リスト】
iBooks
eBookJapan
GALAPAGOS STORE
紀伊國屋書店Kinoppy
紀伊國屋書店Kinoppy【iOS】
コープデリeフレンズ電子書店
コダワリ編集部イチオシ for スマートフォン
comic.jp
コンテン堂
セブンネットショッピング
DLsite.com
TBSブックス for スマートフォン
dブック
DAYFILER CLUBストア
Digital e-hon
読書のお時間です
どこでも読書
Neowing
VarsityWave eBooks
ひかりTVブック
boocross(mibon)
フジテレビBOOKS for スマートフォン
BOOK☆WALKER
BOOK☆WALKER【iOS】
BooksV
BOOKSMART Powered by Booker's
Book beyond
BookPlace Cloud Innovations
BookLive!
BookLive! for Toshiba
honto
本よみうり堂デジタル
漫画全巻ドットコム
まんが堂
MOBI-BOOK
Yahoo!ブックストア
yomel.jp
楽天kobo

がんばるジョニー・ウインター!

2014年3月23日(日)

奇跡の来日と呼ばれたジョニー・ウインターですが、またまた来ちゃいます。
なにせこれまでにないほどの絶好調だということなんです。
がんばるジョニー。ウインターを応援しに行こう!
ということで荻窪ルースター本店にてチケット発売中です。

おー、いっちょ行ってみようかという方はルースター本店へどうぞーーー。


完全復活!! ジョニー・ウィンター来日す!
熱狂のライヴ!再び!!
「Johnny Winter Japan Tour 2014」 六本木EXシアター公演
Johnny Winter Japan Tour 2014
4月18日(金)ラウンジオープン17:00 開場18:00 開演19:00
4月19日(土)ラウンジオープン16:00 開場17:00 開演18:00
4月20日(日)ラウンジオープン14:00 開場15:00 開演16:00

六本木 EXシアター
http://www.tv-asahi.co.jp/ex-theater

料金:¥9,800(全席指定・税込)ドリンク代別途

PVは個性だ。

2014年3月24日(月)

いやー、プロモーション動画というものはやはり個性が出てしまうものであります。
誰の個性が出るのか?
はい、その動画を作成した人の個性であります。
たとえば、明日あさってにライブがある以下の2本のプロモーション動画は個性の差がめちゃはっきり出ているのではないでしょうか?
オールマン・トリビュートの動画を作成したのはルースター本店の店長、重松。
そして鈴木よしひささんのプロモーション動画は定点カメラによるもの。
しかし、ご本人によるめちゃ笑える解説付きになっています。
よしひささんの解説は爆笑ものなので電車の中や会社などで観るのはとても危険です(笑)。
にらめっこしても絶対に笑わないというタイプの方は大丈夫かもしれませんけど。

あ、そういえばいつだったか、「オールマントリビュートありますよ」ってある人に伝えたらオールマンをご存知なかったのか、こんな風に質問されました。

「へー、それって二人組でやるんですか?」

「ん? あ、えーと6人組です」。

「じゃあ、バックバンドがいるんですね」。

「え? どうしてですか?」

「だってフロントは2人でしょ。オールマンと、リビュートさんていう人ですよね!」

「!!!!!」


■3/25(火) 荻窪ルースター本店オールマン・ブラザース・バンド・トリビュート:3000円
松川純一郎(vo.g) 稲葉政裕(g) 石黒彰(key) 尾形慶次郎(b) 岡井大二(ds.from四人囃子) 小野秀夫(ds)
https://www.youtube.com/watch?v=gXtCYwQDOrs

■3/26(水) 荻窪ルースター本店
ひとりジャズバンドな夜:2000円
鈴木よしひさポリパフォーマンス(g.key.ヴォイスパーカッション.足鍵盤)
http://www.youtube.com/watch?v=P2LXiS__nX0

お知らせ。

2014年3月25日(火)

もうすぐ4月がやってきちゃいますね。
そう消費税が8%になってしまうのです。

いろんなお店がいろんなことになると思いますが、全国ルースターグループはどうなってしまうのでしょう?
すべての仕入れ価格が上がるわけですし、店の売上にも消費税はつくのです。
ですから外税方式にするか、もしくは内税で値上げして表示するのが妥当となります。
これまでも毎年、消費税はしっかり銀行へ行ってお国に納めさせていただいています。
こればかりは仕方ありませんものね。

「じゃあ、値上げとかするんですか?」

いいえ、ルースターグループはメニュー全品お値段据え置きとさせていただきます。

「え、そうなん?」
「ではライブチャージはどうなるの? 値上げ?」

はい、これまでたとえば2500円だったライブチャージは4月1日から以下とさせていただきます。

2500円のライブは…。

2500円のままとさせていただきます。

「うおーーー!」
「じゃあ、増税分マイナスになっちゃいますよね?」

はい、どうしようかと悩んだのですが、本店の場合はハッピーアワーがありましたが、あれを泣く泣くやめることにいたしました。

「うーむ、お値段据え置き措置としてはしかたないよね。私なんか、19時30分いつも過ぎてから行ってるからハッピーアワー間に合ってないし、かわんないね、あ、じゃあ、ノースサイドのほうはどうなるんですか?」

はい、ノースサイドの場合、ライブによってはキャッシュオンシステムです。
その都度、たとえば540円というのはいくらなんでも大変です。
ゆえにワンコインの500円のままでやります!!

「すっげーーーー!」

「じゃあ、どこで回収するのですか?」

はい、こちらは涙を飲んで貸し切り料金の値上げをいたします。

でも、実はすでに今年から4月からの新料金は表示してございますので4月以降の貸切予約をされている方はすでにご納得いただいているのであります。
まあ、それでも東京で一番安いレンタル料金でございますよ。

ライブハウスには安めのレンタル料金を設定しているところもありますが、実はいろんなコストがオプションのようになっているお店も多かったりします。
そんな中、ノースサイドはアンプやピアノ、ドラムなど何を借りてもレンタル料金は上がりませんし、そもそも価格設定がおかしいって言われるほど激安なので、ちょっと上がったところでやはり最安値ライブハウスのままでございます。

「だよねー、ノースサイド安すぎるもんね」。

えへへ、ありがとうございます。
やろうと思えば便乗値上げも可能姉妹だったんですけど(笑)、ライブを聴きに来られるお客さんには増税分の負担は無いようにしようという結論なのでございます。

そういうわけで、どうぞ今後ともよろしくお願いする次第でございます。