Live Cafe Rooster

地階から胃薬

皆様、「地階から胃薬」をクリックしていただきありがとうございます。
このコーナーはルースター総支配人による不定期更新のコラムです。
ルースターの事、総支配人の事、出演者の事、お客様の事をはじめ、ルースターにまつわるいろんな事柄をご紹介しております。
お茶でも飲みながらゆっくりとご覧くださいませ。

ほかの胃薬へのリンクはページ下部にあります。

あけましておめでとうございます!

2010年1月1日(金)

とうとうやってきましたね、2010年。
当店ルースターがオープンしたのが1997年。

今年で13年です。

まだたったの13年…。

でも毎年少しずつですが、ルースターというお店がお店らしくなっていっているような気がします。

昨夜はカウントダウンライブでしたが、午前0時を迎える頃には超満員状態。

毎年思うことなのですが、新年をルースターで迎えてくださるという方がいるだけでも幸せなのに、大勢の方々にお越しいただけているのはものすごいことだと実感しています。

しかもです。

出演者は私率いるバンド以外、毎年、誰がやってくるか発表もしていないのにです。

普通、カウントダウンライブというのは、「誰誰のカウントダウンライブに行く」という方が多いですよね。

それが、誰が出るのかもわからないカウントダウンライブにわざわざ行く人はどれくらいいるのでしょうか?

つまり、誰誰のライブではなく、「ルースター本店で新年を迎えよう」と思ってくださった方々がいてくださっているのであります。

これを思う時、ルースターはライブハウスというよりも「私たちの行きつけのお店なんだ」と思っていただけているのではないかと…。

ものすごく幸せです。

ところが、毎日そうなのですが、常連さんや知り合いの方がお越しいただいていても急いで客席まで出て行って「あらー、いらっしゃいませー」なんてその方だけに挨拶をする行為をしないようにしているのです。

これはなぜかと言いますと、お客さんの中で知り合いにしか挨拶をしない店主ならば、初めてのお客さんがそれを見た時、どこかさびしい気持ちになられると考えるからです。

もしも常連だらけのバーなんかに知らずに行って、全員にジロって見られたら「やばー、ここ常連しかいないんだ」とちょっとなじめない空気を感じてしまうのと同じです。

でも、お客さん全員にひとりずつ挨拶して回るのも変な話です。

それならば、それこそファミレスのように特定のお客さんとだけが仲がいいという空気を感じないお店を作りながら、しかし、来ていただいたお客様全員が楽しめるような工夫をしていこうと。

ずっとそんな風にしてきました。

でも本当はおひとりおひとりとゆっくりお話でもできればいいのにと思っています。

2010年、今年も昨年同様、お客様全員に楽しんでいただけるようなお店、ルースターをやっていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

寺ちゃん大送別会。

2010年1月8日(金)

当店の2号店、ルースター・ノースサイドには「寺ちゃん」と呼ばれる店長がいます。

彼はいつもへらへらとした愛想を振りまき、みなさんからかわいがられてきました。

そんな寺ちゃんが、2月いっぱいで辞め、実家の愛知県へ帰ることになったのです!

理由は詳しくは書けませんが、それはもう大変な事情があり、長男である彼が帰らねばどうにもならんということになってしまったから。

思い返せば、寺ちゃんがルースターに来たのは約4年前。

きっかけはこうでした。

高校を卒業し、単身東京へやってきた彼は、新聞配達をしながら、専門学校で音響の勉強。

卒業後、新宿の某ロック系ライブハウスに勤めていました。

しかし、週に3日しか仕事はなく、レトルトカレー一食分を2回に分けて食べ、一日を過ごしていたそうです。

ちょうどその頃、ルースターではスタッフを求めていたのですが、それを知ったある人が寺ちゃんを紹介してくれ、ルースターへやってきたのでした。

履歴書には高校時代はボクシング部に所属し、愛知県大会で2位の実績とありました。

私も高校時代にはボクシングジムに通っていたので「おー、それなら根性あるかも」と思い、採用したのです。

しかし、その仕事っぷりは「いったい何を教わってきたのか?」とあきれるようなもので、女の子スタッフからも「寺ちゃんしっかりしてよ」とダメだしされる始末。

ウエイターがだめならPAはどうだ? とPA卓に座らせても石のように固まって動けなくなっていたのです。

そんなダメダメな寺ちゃんでしたが、なんとメキメキと成長。

2号店の店長にまでなっていました。

しかし、愛知県へ帰らねばならないという事態が発覚すると、みんなに愛される人柄から、なんとノースサイドでは出演者から送別会話が浮上、そして本店でも通常ブッキングの日を返上し、あえて寺ちゃんの大送別会を開催することとしたのであります。

寺ちゃんと面識のある方はぜひエールを贈ってあげてくださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。


■1月17(日) ルースター。ノースサイドにて
寺ちゃん送別スペシャル その1
OPEN 19:00/START 19:30 CHARGE:2000円+オーダー
出演:
●橋本じゅんトリオ…橋本じゅん(g) 寺部孝規(b) 湊雅史(ds)
●pikaia…渡辺隆雄(tp,perc) 小澤敏也(perc)
●ALIEN's SOCIAL DANCE PARTY…田畑満(g) 藤掛正隆(ds) 木村昌哉(sax)
●寺部孝規マジック・ショー
●プチ山開き…渡辺隆雄(tp) 片山広明(sax) 中山努(pf,g) ロジャー高橋(ds) 寺部孝規(b)
●ゲスト…梅津和時(sax)

この豪華プロミュージシャンの中で寺ちゃんがベースを弾きます。

■2月16日(火) ルースター本店にて
寺ちゃん大送別会 CHARGE:無料
19時からスタートです。出し物は検討中。

飲み会ライブ参加者募集。

2010年1月15日(金)

1月23日(土)の19時より、ルースター・ノースサイドで以下のような飲み会ライブ参加のお誘いです。

「昭和40年男」という雑誌をご存じでしょうか?

昭和40年前後に生まれた男性にもっと元気をという趣旨で創刊されてまだ、創刊号が出たばかり。
次号は3月に出る予定。

でもってその3月号に以下のような告知が掲載されるのです。

「昭和40年生まれの男性を含むおやじバンドコンテスト参加者募集!」

しかーし、開催は5月開催とか、まだ先のお話しです。

そこで!!!!!!!

1月23日のノースサイドで何をするのかって言いますと!

昭和40年生まれ世代が懐かしいと思う流行歌(邦楽洋楽問わず)を歌おう&楽器を弾こうという集いでまずは大盛り上がりしましょうということであります。

たとえば!

アリスとかマッチとか!

そうです。まずはあの頃はよかったなー的な飲み会ライブをしようということなのです。

しかも!

誰でも参加費用なしで参加可能!

つまり、楽器を弾きたい、歌いたいというだけで参加資格があるのです。
さらに年齢も問わず!
さらに腕前はまったく問いません。

司会進行は私と昭和40年男の編集長である北村さん。

まったくもって初対面な方々に集ってもらって懐かしい曲を通して、昭和40年生まれ世代をテーマに気持ちをひとつにしようということなのです。

ちなみに、その模様は次号の「昭和40年男」の誌面で紹介されます。

「そんな雑誌知らないなあ」という貴方もこれを機会に読者になっていただければそれだけで十分。

楽器もあるので手ぶらで来ても大丈夫。

なにせ歌本はあるし、そりゃもうタイムスリップ間違いなし。

私と知り合いだ、もしくは一方的に知っている、ノースサイドに出入りしている、昭和40年男読みました、これから読みますというあなたはどーぞ参加してくださいませー。

最終的には見知らぬ者同士、肩を組んで歌っていることでありましょう。

スイングジャーナル2月号。

2010年1月22日(金)

クラリネット奏者、谷口英治さんの当店でのライブレポートが、現在発売中の「スイングジャーナル」に掲載されております。

いよー! 男前!

今月号のメイン記事は「2009ジャズディスク大賞」。

さーて、誰が大賞に輝いたのか?



「や、やめてー、言わないで―!」


そーっすよね。映画のラストシーンを先にばらすようなまねはやめておきましょうね。

それは雑誌で確認していただくといたしまして、「スイングジャーナル」に必ずあるコーナーのお話しをひとつ。

毎月必ず掲載されるもの、それは今月の新譜紹介であります。

1ページの4分の1のスペースを割いて、ある一枚のCDが紹介されております。

それは何を隠そう水口誠さんの「ジャパニーズ・パロディ・ジャズ・ソング」でーーーーーす。

そのCD評にはなんとこう書かれています。

「ジャズボーカルを聴いて爆笑したのは生まれて初めてかもしれない…」と。

いやー、そうでしょうとも。

何しろ「マイファニーバレンタイン」を「マリファナばれたー」と歌っているのですから(笑)。

このCD、実は当店の2号店、ルースター・ノースサイド録音なのです。

かの名門「スイングジャーナル」編集部が全員大爆笑してしまったということで、CD紹介のページに載ることになったのでしたー。

聴いてみたいなという人はアマゾンで売ってますよー。

ジャパンブルース&ソウルカーニバル2010!

2010年1月25日(月)

ブルースファンにとってたまらないお祭りが毎年、日比谷の野音で行われているのをご存じでしょうか?

これまで半端でないレジェンドなミュージシャンが来日していて、そりゃもう涙なくしては体験できない日本最大のブルースイベントであります。

数年前より、ジャパンブルースカーニバルからジャパンブルース&ソウルカーニバルに名前が変り、ソウルミュージシャンもバリバリ登場しています。

いよいよ情報が発表されました。

しかもカーニバルは25周年、ひさしぶりの2DAYSであります。

今回はメインにソロモンバーク!

1960年代のサザンソウルを支えたビッグネームで、J.B亡き後のソウルの帝王であります。

チケットは2月26日から一般発売で、当店本店、2号店でもビシビシ発売いたします。

【JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010〜25周年記念スペシャル〜】
5月29日(土)開場17:00開演17:45
出演:ソロモン・バーク/バーナード・アリソン/他
5月30日(日)開場14:45開演15:30
出演:ソロモン・バーク/コーリー・ハリス/blues.the-butcher-590213/他
日比谷野外音楽堂 
料金:\8,000(税込・全席指定)※雨天決行

まだまだ決まっていない部分もありますので、詳細が決定後、随時アップいたしますので、どうぞお楽しみに。

和やか飲み会セッションします。

2010年1月31日(日)

2月12日(金)に開催する当店の2号店、ルースター・ノースサイドでの和やか飲み会セッション参加者募集のお知らせです!

いったいどんなセッションかと言いますと、曲目はなんでもありで、それこそ歌謡曲から往年のポップス、ロックまで、普段はなかなか歌ったり、演奏する機会がないようなものを中心に、ブルースやソウルなどセッション定番曲もあり的な和やかな飲み会ができればなと思っています。

えーと、この飲み会セッションの目指すところは「初めましてでも和める交流会」みたいな感じとでも申しましょうか。

楽器や歌のうまい下手というよりも集った方々が聴き手に回っている時も楽しめるようなものにしたいなと思うのです。

たとえば、「松田聖子歌いたいー」的な人がいたら、楽器の上手な方は伴奏でサポートしていただいたり、あるいは楽器専門の方も「私も今夜は歌っちゃおうかな」というような空気です。

歌謡曲とか昔のロックとか往年の名曲だったら聴いてる側も楽しいですものね。

あと、腕自慢セッションみたいになると「私は参加できないなあ」って感じになっちゃいそうですから力量はまったく関係なしな楽しい雰囲気にしたいのです。

極端な話、「そういえば学生時代はこんなの好きだったなあ」というような音楽をやってもらったりすると童心に返れて楽しいではありませんか。

流れとしては通常のセッションみたいにまずは楽器パートとお名前を記入していただいて、それとは別に歌いたい曲をどんどん書き込める表を用意します。
それを元に、どんどん進めます。

参加はできないけど聴きに来たいと言う方もぜひ。

というわけでぜひお気軽にご参加くださいませ。


■2月12日(金) 19時より23時まで
・場所 ルースター・ノースサイド
・参加費用 無料 ただしギャラもなし お飲み物代は自己負担ね
・司会進行 全国ルースターグループ佐藤総支配人
・参加資格 プロアマ問わず誰でもOK
・歌う方は譜面を数枚コピーを取って持って来ていただけると助かります

2月のブルースピックアップ。

2010年1月31日(日)

ルースター本店の2月のブルース特集!

そもそも日本にはブルース愛好家が少ないのですが、しかし、ブルースに影響を受けた方々は星の数ほどいらっしゃる。
ロックが好きなあなたも今一度ブルースに耳を傾けていただきたいのであります。
2月ははるばるブルースの本場、シカゴから来日するブルースマンも!

さあ、あなたもブルース聴きに来ませんか?

いずれも19時オープン 20時スタート お席のご予約は私へメールで可能姉妹です。

●6(土) BLUES大回転NIGHT
2500円
ローラーコースター:
小出斉(vo.g)コータロー(vo.hrm)早崎詩生(p)小町正明(b)山崎よしき(d)
迫力あるブルースを聴いてみたい人はぜひどうぞ。ローラーコースターは70年代から活動を続けるブルースバンドで全曲こってこてなブルースを演奏します。お気軽にどうぞ。

●7(日) スティーヴィー・レイ・ヴォーン・カバーナイト
2500円
松川純一郎(vo.g) 倉井夏樹(hrm) 山本よしたか(b) JIMI橋詰(d)
ニューオリンズより帰国中の日本のレイ・ヴォーン、松川純一郎、渾身のギターをどうぞ。現地ではすでに「リトル・ジュン」と呼ばれ、ギタリストとして引っ張りだこ状態。あのフレディ・キングの弟、ベニー・ターナーにも認められたのだ!

●12(金) BLUES NIGHT
3000円
妹尾隆一郎(vo.hrm)小出斉(vo.g)田村博(p)江口弘史(b)松本照夫(d)
日本のブルースハープのパイオニア、妹尾隆一郎のブルースを存分に楽しもう。メンバーも面白いことになってます。妹尾さんはローラーコースターに在籍していたとき以来の小出さんとの演奏ではないでしょうか?ピアノの田村さんはあの76年、妹尾さんの名盤「メッシンアラウンド」で共演しておられたお方です。こりゃもう来ないとですねー。

●13(土) BLUES NIGHT
2500円
BluesTime:石川二三夫(vo.hrm)小出斉(vo.g)恵福浩司(b.fromウシャコダ)佐野康夫(d)
映画「ブルースブラザース」のラストシーンのあの「JAIL」で演奏したこともある日本を代表するハーピスト石川二三夫と、ご存じローラーコースターの小出斉のツインフロント。強力なブルースをご堪能下さい。

●17(水) ロッキンブルース&ジャズナイト
2500円
Rock.River&Stone:岩田浩史(vo.g)五十川博史(b)石田一郎(d)
誰もが認めるスーパーかっこいいギタリスト、岩田浩史をフロントにブルースからジャズからなんでもありの楽しいステージを。とにかく一度はご体験くださいまし。間違いなくうひょーって思いますよ。

●18(木) ブルースマンフロムシカゴ
2500円
Rob Stone(vo.hrm.fromCHICAGO)小出斉(g)江口弘史(b)松本照夫(d)
ブルースの本場、アメリカはシカゴで活躍するロブ・ストーンが来日します。迎えるバンドはシカゴ在住時にロブと親交があった江口弘史ほかこの豪華メンバー。ロブ・ストーンはシカゴ「House of Blues」などでレギュラー出演されていますが、日本に居ながらにして目の前で見られるチャンスですよー。絶対来ましょう。